04573-161103 東京国立近代美術館にて「トーマス・ルフ展」
東京国立近代美術館にて開催中の「トーマス・ルフ展」のチケットをいただいたので訪れました。写真家 Thomas Ruff 氏の作品を鑑賞。写真表現の可能性を切り開く数々の新規な作品。その多くは、スケールが大きく、存在感に圧倒されます。
shio的には丘の上の建築物をやや下から撮影した作品が好き。
展示を見終わった後のミュージアムショップも面白い。A4の「regular size」ではなく「RUFF SIZE」として売られていたクリアフォルダはA3サイズでした。
この写真展の会場は、規定の範囲内でなら撮影OK。来場者は思い思いに撮影していました。iPhone 7 Plusで撮影するshioも含めてほとんどの人はiPhoneだから、シャッター音がけたたましい。(当然のことながら)外国人の来場者が撮影するiPhoneは完全に無音。
日本のiPhoneはいつになったら海外のiPhone同様、マナーモードで無音になるのでしょうか。日本の携帯電話会社が販売する携帯電話が撮影音を出すのはその会社の自由ですが、Appleはそれに流され迎合する必然性はない。マナーモードでは音が出ない、という世界的な当たり前を実現していただきたい。特に、携帯電話会社を通さずにAppleが販売するSIMロックフリーの端末はマナーモードで無音化してもいいはず。
現代、世の中のカメラは、電子シャッターの搭載でどんどん無音化しています。電子シャッターでなくてもレンズシャッター機はもともとほとんど無音です。カメラのついた携帯電話が珍しかった2000年前後なら擬似撮影音を出すことも理解できましたが、誰しもがカメラのついた携帯電話を持つようになった現在、携帯電話のカメラだけがけたたましい音を立てるのは時代錯誤でしょう。
不当な使い方をするユーザが問題なのであって、正当な使い方をするほとんどのユーザの利便性を減殺するのは筋違い。いつになったら世界の中で日本人だけ全員が犯罪者扱いされる情けない現状から脱却できるのか。後進国性が払拭される日を心待ちにしております。それまで、iPhoneの撮影音が極限まで大きくなっても致し方ないとすら思えます。
By 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa on November 4, 2016.
Exported from Medium on May 2, 2017.